ご飯やパンなど、主食となる食べ物に含まれる栄養素である「炭水化物」。
それだけでなくケーキやクッキー、おせんべいなどの美味しいお菓子にも含まれ、私たちの食生活には必要不可欠なものとなっています。
ですが、あまり美味しいからといって食べ過ぎてしまうと、なんとニキビの原因になってしまう可能性があるのです。
炭水化物とニキビには、一体どのような関係があるのでしょうか?
炭水化物がニキビができる? 2つの理由
■ 糖質の過剰摂取で皮脂が増加するため
白ご飯をずっと噛んでいると甘みを感じることがあります。
これは、炭水化物の中に含まれる糖質を味覚として感じるからです。
糖質を摂りすぎてしまうと、体内で消化しきれなかった分が脂質へと変化します。
この脂質が体内に蓄積されてしまうと、皮脂の分泌を増加させてしまうのです。
皮脂量が増えると毛穴が詰まりやすくなるため、ニキビの原因菌を繁殖させる要因となります。
■ ビタミンB群・たんぱく質が不足するため
炭水化物に含まれる糖質を分解する際には、大量のビタミンB群やミネラル、たんぱく質が必要になります。
通常は皮膚を健康に保つための働きを果たしてくれるこれらの栄養素ですが、炭水化物を摂りすぎてしまうとその分解に使われてしまうため、不足してしまいお肌の状態の悪化へとつながるのです。
また、ビタミン類には皮脂の分泌を抑制する働きもあるため、不足すると皮脂の増加にもつながってしまいます。
炭水化物を食べ過ぎた! そんな時どうする?
ご飯やケーキなど、炭水化物をついつい食べ過ぎてしまったということもありますよね。
そんな時に心がけたい、2つの対処法をご紹介します。
■ 食べ過ぎたことを後悔しない
まず、食べ過ぎてしまったことを後悔しないように心がけましょう。
ニキビはストレスによっても発生が促されます。
男性ホルモンの分泌が増加し、皮脂量が増えて毛穴がさらに詰まりやすくなるのです。
食べ過ぎてしまったことを悔やまずに、ニキビの改善に努めるようにすることが大切です。
■ ビタミンB群・たんぱく質を摂取する
すでにお話ししたように、炭水化物を食べ過ぎてしまうとお肌の健康に欠かせないビタミンB群やたんぱく質が不足するようになってしまいます。
日ごろの食生活の中で積極的にこれらの栄養素を摂取しましょう。
大豆や野菜、乳製品、魚など、できるだけ脂質の少ない食材をチョイスするのがポイントです。
美肌の天敵炭水化物! だけど食べないのもダメ?
炭水化物がお肌に悪影響を与えるというお話をしましたが、だからといって普段の食事から完全に炭水化物を抜いてしまうのは逆効果になります。
私たちの体は、炭水化物によるエネルギーを消費して活動しています。
そのため、少しでも炭水化物を抜くと体が過剰に炭水化物を欲してしまい、次に摂取した炭水化物の吸収率が高くなるのです。
つまり、かえって炭水化物を吸収しやすくしてしまうことになり、皮脂の分泌の増加につながってしまうということです。
お肌にとっても健康への一番の近道はバランスの取れた食生活です。
日ごろから炭水化物を食べ過ぎてしまいやすい場合には、普段の食べる量を少しだけ抑えてみるようにしましょう。
ご紹介したのはニキビができる前に心がけたい予防法でしたが、すでにできてしまったしつこいニキビにお悩みの方にはクリニックでのカウンセリングを受けることをおすすめします。
プロによる正しいケアと日ごろの食生活の改善で、ニキビのないキレイなお肌を手に入れてくださいね。
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