寒さも厳しくなるこれからの季節、マスクによる乾燥対策やウイルス対策は欠かせなくなることでしょう。
「ウイルスや菌・花粉の侵入を防ぐ」
「喉を潤し、温め、保護する」
それ以外に、お肌の保湿にも一役買っているということで、近年、寒い時期になるとマスクをかけている方を
本当に多く見かけるようになりました。
しかし、その一方で、間違ったマスクの使用方法を続けていると肌荒れが悪化してしまうこともあるとご存知ですか?
今回はマスクで肌荒れする原因とその対策法をご紹介します。
原因1 マスクと肌の間に摩擦が起こるため
マスクによる肌荒れは、「摩擦」が大きな原因になります。
肌に擦れてしまう場合は、マスクのサイズが合っていない可能性が大きいため、長い期間仕様していると、お肌が皮剥けで赤くなったり、ひどい場合は色素沈着によるシミになることもあります。
そうならないためにも、自分の顔にあったサイズのマスクを選び、使用することが大切です。
また、耳周りも摩擦の影響で肌荒れする事が多いので、サイズを確認する際は、耳に掛けるヒモの長さや素材も自分に合っているか確認しましょう。
マスクの形には立体型や四角いものなど、様々なものが出回っていて、形や大きさによって顔にあたる部分が異なるため、自分の顔にフィットしたタイプのものを見つけてみてください。
また、スキンケア時に肌の保湿をしっかりすることで摩擦の刺激に強い肌を作ることができます。
保湿力の高い美容液をしっかりつける、ローションを常時携帯し定期的に肌の水分補給をするなどして、肌の保湿をしっかりしましょう。
原因2 マスクの素材が肌に合っていないため
近年はさまざまな種類のマスクが販売されていますよね。
マスクに使用される素材は主に、ガーゼタイプと不織布タイプで分かれており、肌荒れに繋がりやすいとされているのは「不織布」の方です。
不織布タイプは使い捨てタイプのマスクに使用されていて、合成繊維も交じり合っているため、ガーゼタイプよりも肌荒れを起こしてしまう可能性があります。
しかし様々な繊維素材を利用できるため機能性が高く、ウイルスや花粉をかなりの割合で取り除いてくれるため好んで使用する方が多く、現在圧倒的に多く販売されています。
また、衛生面でも非常に優れています。
このような機能性の高い不織布タイプのマスクを上手に利用するためには、何種類か試してみて、肌触りがよく、チクチクしないものを選ぶことが大切です。
それでも不織布タイプを使用していて肌荒れしてしまう方は、化繊に対する過敏症があるかもしれませんので、100%綿のガーゼタイプを使用したほうが良いでしょう。
原因3 マスクで肌が蒸れ、雑菌が繁殖するため
マスクを長時間使用していると、マスクの下が蒸れてニキビや肌荒れを起こしてしまうことがあります。
マスクは保湿の目的もあるため、湿気のある状態が一概に悪いとは言えませんが、問題は、その湿気のある状態を長時間放置することにより
雑菌がたくさん繁殖してしまうこと。蒸れて温かい状態は菌が最も好む環境で、どんどん繁殖を促してしまいます。
雑菌による肌荒れを防ぐためには、マスクを立体型やガーゼタイプのものなど蒸れにくいものを使用する、小さいガーゼをマスクの下に挟む、などの方法もありますが、最も効果的なのは、やはり「マスクをこまめに取り換える」ことに尽きます。
最近は割りと高機能の使い捨てマスクでも安価で大量に入っているものが多く出回っていますので、お肌のことを考えるのであれば、惜しまずこまめに取り替えることをおすすめします。
ちなみに、ガーゼタイプのものは洗って繰り返し使用できるので、いくつか用意し、1日の内に数回交換することが好ましいです。
マスクは風邪や花粉症対策として有効ですが、肌に合っていなければ思わぬ肌トラブルを引き起こしてしまいます。
肌荒れ対策も同時に行い、快適にマスクを使用してくださいね。